今回は「税理士の選び方」について解説していきます。
起業や法人化、相続などをきっかけに税理士との契約を考える際に、頭を悩ませるのが「どの税理士を選べば良いの?」ということです。
というのも税理士はみんな同じというわけではなく、依頼料や提案力など、人(事務所)によってかなり変わってきます。
それこそ税理士の選び方によって、何十万円、何百万円もの節税の差が出てくるケースまであるほどです。
そこで今回は、税理士の選び方や比較するべきポイント、選ぶ際の注意点などを詳しく解説していきます。
税理士との契約を考えているなら、ぜひ1度この記事を読んで参考にしてみてください。
税理士の選び方
税理士の選び方については、以下のような3つの手順を踏んでください。
- 自分にとって良い税理士の条件を確認
- 条件に合う税理士を探す
- 実際に話してみる
これらの手順を踏むことで、自分にとって良い税理士を選び出すことができます。
それでは、順を追って解説していきましょう。
税理士の選び方1.「自分にとって良い税理士の条件を確認」
まず、自分(自社)にとっての「良い税理士の条件」を確認しましょう。
なぜなら、良い税理士の条件はケースバイケースだからです。
たとえば「事業の顧問契約を望んでいるのか」、「相続税の相談を望んでいるのか」によっても良い税理士の条件は変わってきます。
事業の顧問契約なら自分の業界に強い税理士を選ぶべきですし、相続に関することなら相続税に強い税理士を選ぶべきです。
さらに同じ顧問契約であっても、売上規模によって顧問料の安い税理士が良かったり、顧問料が高くても色々提案してくれる税理士が良かったり、望む条件は変わってきます。
今回の記事内で税理士の比較ポイントについても解説していくので、まずはそちらを参考にして自分(自社)が望んでいる税理士像を固めましょう。
税理士の選び方2.「条件に合う税理士を探す」
自分にとって良い税理士の条件が定まったら、条件に合う税理士を探してみましょう。
税理士を探す方法については下記のようなものがあります。
- 近くの事務所を探す
- ネットで探す
- 税理士紹介サービスを利用する
- 知人に紹介してもらう
- 税理士会や商工会議所から紹介してもらう
- 金融機関に紹介してもらう
- 税理士主催のセミナーに参加してみる
それぞれの探し方の詳細は「税理士の探し方7選!良い税理士を見つけるコツや選び方を解説」の記事内で解説しているので、そちらも併せて参考にしてください。
これらの方法で条件に合う税理士が見つからない場合は、税理士に望む条件を見直す必要があります。
逆に条件に合う税理士が複数見つかった場合は、候補としてリストにまとめておきましょう。
税理士の選び方3.「実際に話してみる」
候補の税理士リストができたら、実際に税理士と話してみてください。
なぜ直接話さないといけないかというと、表面上どれだけ良い条件の税理士であっても、実際に話してみると「あれ? なんか違うな?」となってしまう可能性が低くないからです。
たとえば実際に話してみるとHPに書いてあった条件とは異なっていたり、サービスのレベルが低そうだったり、そもそも税理士とそりが合わなかったり、さまざまなケースがあり得ます。
そのため、最終的には税理士と直接話してから契約を決断することを強くおすすめします。
税理士と話す方法としては、無料相談などをやっているところが多いので、そちらを活用すると良いでしょう。
無料相談はなくても、有料でのスポット相談は受け付けているところが多いはずです。
ちなみに私たち池上会計も、顧問契約を検討している方については初回無料での相談を承っています。
私たちは高い提案力、即レスポンスを武器にしているので、これらを税理士に望んでいる場合はぜひ1度お話をお聞かせください。
税理士の比較ポイント
税理士を選ぶ際の主な比較ポイントは以下のとおりです。
- 税理士の得意分野(業界への理解度)
- 事務所の所在地
- 税理士報酬
- サービス内容
- 事務所の規模
- 税理士との相性
- 対応の早さ
この中で何が重要なのかを考えてみてください。
当然、サービスが手厚くなれば税理士報酬は上がる傾向にありますし、対面での高頻度なコミュニケーションを望む反面、近所に自分の望む分野に強い税理士がいないというケースも考えられます。
そういった点も踏まえ、条件に優先順位を付ける必要があるんです。
それでは比較ポイントを1つずつ解説していきましょう。
税理士比較ポイント1.「税理士の得意分野」
その税理士が何を得意としているか、は重要な比較ポイントです。
たとえば「大企業に強いのか、中小企業に強いのか」、「事業の顧問として実績があるのか、相続税に強いのか」、「どういった業界に詳しいのか」など、税理士にはそれぞれ特徴があります。
HPや口コミをチェックするか、もしくは無料相談などで直接話してみて、その税理士の得意分野を見極めましょう。
税理士比較ポイント2.「事務所の所在地」
その税理士の事務所が「近所にあるのか、遠方にあるのか」も1つの比較ポイントです。
事務所が近ければ税務調査などがあった際に頼りやすいですし、そのほかの相談もしやすくなります。
しかし一方で、近所に限ってしまうと税理士の選択肢も少なくなってしまうため、本当に良い税理士が見つからない可能性が高いです。
また、「今の時代はリモートでも十分に対応できる」という点も考慮に入れるべきでしょう。
そのうえで「近さ」と「サービスの質」のどちらを優先するかは、よく検討してください。
税理士比較ポイント3.「税理士報酬」
当然ながら税理士報酬も重要な比較ポイントの1つです。
ただ、安ければ良いというわけではありません。
得られるサービスに対して報酬がどうなのかを見極める必要があります。
とくに「数万円の報酬をケチった結果、数十万円の節税ができなかった」では本末転倒です。
報酬額だけにとらわれず、総合的な判断を心がけましょう。
税理士比較ポイント4.「サービス内容」
どういったサービスがあるのかも比較ポイントです。
一口で税理士といっても、下記のように取り扱っているサービスは多々あります。
- 税務相談
- 税務調査の対応
- 資金調達の支援
- 経営コンサルティング
- 税務書類作成
- 申告業務
- 給与計算
そして、「税理士であればこれらの業務をすべてやっている」というわけではありません。
たとえば税務相談や税務調査の対応はやっていても、経営コンサルティングはやっていないところもあります。
また、上記のほかに「確定申告丸ごとおまかせパック」や「法人化丸ごとおまかせパック」のような独自のサービスをやっているところも多いです。
私たち池上会計も、「まるっと!設立パック」という会社設立・法人化の手続きを丸ごとおまかせいただけるプランがあります。
このように税理士によって提供しているサービスに差があるため、比較検討する際はしっかり確認しておきましょう。
税理士比較ポイント5.「事務所の規模」
事務所の規模も比較ポイントになります。
というのも大規模な事務所と中小規模な事務所で、それぞれにメリットデメリットがあるからです。
大規模な事務所の場合、「税理士の層が厚い」、「チームで対応しているため難しい業務でも依頼しやすい」といったメリットがあります。
しかし一方で、「依頼料が高い」、「所属税理士が多いので望んだ税理士に担当してもらえるとは限らない」といったデメリットもあるので注意が必要です。
中小規模な事務所の場合は、「比較的依頼料が安い」、「望んだ税理士に担当してもらいやすい」といった点がメリットです。
一方で税理士の少なさから「繁忙期の対応に遅れが生じやすい」、「難しい業務には対応できないケースもある」といった点がデメリットとなります。
一長一短なのでどちらが良いかはケースバイケースですが、それぞれの特徴については押さえておきましょう。
税理士比較ポイント6.「税理士との相性」
税理士、もしくは税理士事務所との相性も実は重要です。
前提として、税理士によって税務や節税、経営に対する考え方は違います。
そのため、税理士の考え方によってはそりが合わず、望んだ節税ができなかったり、ストレスが溜まったりするケースも少なくありません。
税理士と直接話す際は、自分と相性が良いかどうか、という観点でも相手を見ておきましょう。
税理士比較ポイント7.「対応の早さ」
税理士を比較するうえで、押さえておきたいのが対応の早さです。
というのも税理士によってはレスポンスが遅く、必要なときに必要なアドバイスを得られないこともあります。
とくに中小規模の事務所だと、繁忙期のレスポンスは遅くなりがちです。
税理士を選ぶ際は、口コミや実際のやり取りから対応の早さをチェックしておきましょう。
税理士を選ぶ際の注意点
税理士を選ぶ際は、以下の2点に注意してください。
- 依頼料、地域だけで選ばない
- 人の紹介を鵜呑みにしない
まず、税理士を選ぶ際は依頼料や地域だけで決めないでください。
前述したとおり、依頼料が安い分節税できる額が減って、むしろ損になる可能性もあります。
またついつい税理士は近くで、と考えがちですが、リモート環境が整っている現在においては、多少遠くても自分に合った税理士を探す方がおすすめです。
あとは、人の紹介を鵜呑みにするのもおすすめしません。
「信頼する人からの紹介だから安心」と考えがちですが、そもそも税理士の良し悪しは人(会社)によって変わってきます。
紹介者にとっては良い税理士であっても、それがあなたにとっても良い税理士であるとは限らないわけです。
もちろん紹介された税理士を候補に入れることは問題ありませんが、そのままチェックせずに契約するのは問題なので、自分に合っているかどうかはしっかりチェックしてから契約するようにしましょう。
【まとめ】税理士の選び方は押さえておくべき!
今回は税理士の選び方について解説をしてきました。
重要なのは、自分(自社)にとって良い税理士の条件がなんなのかをしっかり定義することです。
そのうえで優先順位を決めて、依頼料や事務所の所在地だけにとらわれずにチェックすれば、おのずと良い税理士が見つかるでしょう。
ちなみに、税理士に求める条件が、
- 積極的に提案してほしい
- レスポンスは早い方が良い
- 起業、法人化で経験豊富な税理士が良い
という場合は、私たち池上会計もぜひ候補に入れてみてください。
私たちは高い提案力、即レスポンスを武器にしています。
顧問契約をお考えの場合は初回相談を無料とさせていただいていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。