今回は「税理士の探し方」について解説していきます。
起業や法人化、もしくは相続などで税理士が必要になったけど、どうやって良い税理士を探せばいいのかわからない、という方は多いです。
とりあえず近場の税理士事務所を探すという方法もありますが、その税理士が自分(自社)にとって良い税理士であるとは限りません。
単純にサービスの質が悪い場合もありますし、得意分野が自分の求めるものとは違うというケースもあります。
だからこそ良い税理士を見つけるには、税理士の探し方を色々と知っておく必要があるわけです。
今回の記事では税理士の探し方や良い税理士を見つけるコツについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは求める税理士の条件を確認
税理士を探し始める前に、まずは自分(自社)が求める税理士の条件を確認しておきましょう。
なぜならあなたの状況によって良い税理士の条件が変わってくるからです。
また税理士も、それぞれに得意分野や方針が違ってきます。
そこのミスマッチを防ぐためにも、「税理士に求める条件」や「その条件の優先順位」について事前に考えておく必要があるんです。
必要な条件については、少なくとも下記の項目を検討し、優先順位を付けておきましょう。
- 税理士の得意分野(業界への理解度)
- 事務所の所在地
- 税理士報酬
- サービス内容
- 事務所の規模
- 税理士との相性
- 対応の早さ
ちなみに税理士を比較する際のポイントや選び方の詳細については別記事で解説しています。
ぜひ、そちらも併せて参考にしてください。
⇒税理士の選び方を徹底解説!絶対に確認するべき比較ポイントとは?
税理士の探し方7選
税理士の探し方については、以下のような方法があります。
- 近くの事務所を探す
- インターネットで探す
- 税理士紹介サービスを利用する
- 知人に紹介してもらう
- 税理士会や商工会議所から紹介してもらう
- 金融機関に紹介してもらう
- 税理士主催のセミナーに参加してみる
1つずつ解説していきましょう。
税理士の探し方1.「近くの事務所を探す」
まず手っ取り早い方法として、自分の住所や自社の所在地の近くにある税理士事務所を探してみましょう。
もしかしたら近所に条件の合う税理士事務所があるかもしれません。
税理士事務所が近いと、必要書類を直接持って行けたり、税務調査が入った際に頼りやすくなったりといったメリットがあります。
ただし条件に合った税理士がいない場合は、無理に近所で契約してしまわないをおすすめします。
税理士の探し方2.「インターネットで探す」
こちらも手っ取り早い方法として、インターネットで探すという方法もあります。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「税理士 + 自分の業界(〇〇業など)」や「税理士 + 目的(法人化、相続など)」で探してみると良いでしょう。
またインターネットでは税理士の口コミも探せるので、併せてそちらも調べれば、より良い税理士を見つけられるでしょう。
税理士の探し方3.「税理士紹介サービスを利用する」
「マネーフォワード」や「税理士紹介ナビby弥生」のような税理士紹介サービスを利用するのも1つの方法です。
税理士紹介サービスを利用すれば、条件を細かく指定して探せたり、複数の税理士の費用相場を見比べたりしやすくなります。
ただ税理士紹介サービスの質には差があったり、サービスに登録していない税理士は探せなかったりといったデメリットもあるので、その点は知っておきましょう。
税理士の探し方4.「知人に紹介してもらう」
知り合いのツテがある場合は、知人に税理士を紹介してもらうのもありです。
知人の紹介であればリアルな口コミを直接聞くことができるので、質の低い税理士に当たってしまう可能性をかなり低くできます。
ただし、知り合いのツテがないと当然紹介してもらうことはできないので、難易度は高めであると言えるでしょう。
また、知人から紹介してもらう際は、税理士の評価はあくまでも「その知人のもの」であると認識しておいてください。
そもそもあなたと知人で税理士に求める条件が違う場合は、知人にとっては良い税理士でもあなたにとってはそうでない可能性が大いにあります。
その点はよく確認しないとミスマッチになってしまうので注意が必要です。
税理士の探し方5.「税理士会や商工会議所から紹介してもらう」
少しハードルが高く感じるかもしれませんが、税理士会や商工会議所から紹介してもらうこともできます。
具体的には、税理士会や商工会議所で実施されている税務相談に出席し、税理士を探していると伝えることで紹介を受けられます。
税務相談は無料でも開催されているので、税理士会や商工会議所に問い合わせてみると良いでしょう。
税理士会や商工会議所から税理士を紹介してもらうメリットとしては、きちんとした組織経由での紹介なので信用性が高いことが挙げられます。
ただ、一度に複数の税理士を紹介してもらうことはできなかったり、税理士を紹介してもらうために相談会に出るなどの手間がかかったりといったデメリットもあることは知っておきましょう。
税理士の探し方6.「金融機関に紹介してもらう」
取引がある金融機関に税理士を教えてもらえる場合もあります。
金融機関の紹介ということで信用度が高く、資金調達や事業承継対策などに強い税理士も多いです。
しかし一方で、依頼料は高額になる傾向があります。
税理士の探し方7.「税理士主催のセミナーに参加してみる」
税理士が主催しているセミナーに行って、直接話を聞いてみるといった方法もあります。
今の時代はオンラインセミナーも多いので参加しやすいです。
実際にセミナーで話を聞いてみて自分(自社)に合うと感じたら、個別相談でさらに詳しく話を聞いてみると良いでしょう。
ただ大規模な事務所の場合、セミナーは顔役となる税理士が行い、実際の担当は違う税理士になるといったケースも多いので、その点には要注意です。
良い税理士の選び方
自社に合う税理士を探せたら、次に問題となるのが良い税理士の選び方です。
良い税理士を探し、選び出すためには、下記の手順で動くと良いでしょう。
- 自分にとって良い税理士の条件を確認
- 条件に合う税理士を探す
- 実際に話してみる
税理士の選び方については別記事で詳しく解説しているので、そちらも併せてご確認ください。
⇒税理士の選び方を徹底解説!絶対に確認するべき比較ポイントとは?
良い税理士を見つけるコツ
良い税理士を見つけるコツは、できるだけ複数の税理士と直接話をしてみることです。
要はしっかりと比較して決めるということですね。
たとえば1人目の税理士の提案が良いものに聞こえていても、実はほかの税理士と比べると全然レベルが低いといったこともあり得ます。
だからこそ可能なら、できるだけ多くの税理士から話を聞いて、しっかり比較することをおすすめします。
その際、できれば実際にどれくらい節税できるかもざっくりと聞いてみてください。
場合によっては、依頼料が安い税理士よりも高い税理士の方が結果的に得になるケースも多々あります。
ちなみに池上会計では、顧問契約をお考えの方については初回相談を無料にさせていただいています。
提案力やレスポンスの早さには自信がありますので、税理士をお探しであればぜひお気軽にお問合せください。
【まとめ】税理士は探し方と選び方が重要
今回は税理士の探し方について解説をしてきました。
事業の顧問契約にせよ、相続税の相談にせよ、税理士によって節税できる額が数十万円以上変わることはザラにあります。
もしくは経営コンサルティングによって、税務や節税以上の価値を得られるケースもあるでしょう。
だからこそ重要なのは、いかに良い税理士を探し、選ぶかということです。
もし現在税理士をお探しなら、ぜひ今回の記事を参考にしてより良い税理士を探し出しましょう。
私たち池上会計も提案力やレスポンスの早さには自信がありますので、よろしければお気軽にお問合せください。